【新唐人日本2012年5月3日付ニュース】王立軍と薄煕来の更迭と共に、黒幕の周永康が浮上しました。周永康率いる政法委員会は公安、検察、司法部門を利用して法輪功に対する迫害を行ってきました。4月30日、我々は周永康が迫害の指揮者であることを裏付ける証拠録音を入手しました。
調査員
「周永康書記でしょうか」
周永康
「ええ」
調査員
「私は李春城です」
周永康
「え」
調査員
「四川省委員会書記李春城です」
周永康
「四川の成都」
調査員
「はい そうです」
周永康
「春城君」
調査員
「はい そうです」
周永康
「なまりが全然わからなかったけど、疲れすぎかな」
調査員
「ええ 疲れています。報告したい事があるのですが」
周永康
「おお」
調査員
「余震があったばかりで、ちょっと事件が発生しました」
周永康
「ええ」
「法輪功迫害追跡国際組織」が4月30日公表した録音の中には、2008年四川大地震の後、周永康との通話録音があります。当時、周永康が法輪功学習者を軍備倉庫や防空壕に監禁しているとの情報が伝わりました。調査員が当時の四川省書記を装って、2008年5月29日、周永康に電話をかけました。
調査員
「我々の地区では法輪功人員を大量に監禁している場所の損壊で、一部の人が逃げ出しました、どうしましょう」
周永康
「ああ」
調査員
「どうしましょう」
周永康
「何人くらい?労働教養所?それとも教育転向所」
調査員
「いいえ、我々の軍備倉庫、防空壕のほうです」
周永康
「何人くらい」
調査員
「20数人です」
周永康
「司法局管轄の部分でしょう」
調査員
「いいえ、…具体的にはどこの管轄なのかもっと調べる必要がありますが、これは下からの報告です」
周永康
「貴方は四川成都市書記」
調査員
「どうしましょう」
周永康
「紅機(秘密電話)でかけてきて、貴方が誰なのかわからないので、私が彼らに聞こう」
この会話を聞いてわかるように、周永康は「四川省の軍備倉庫や防空壕に法輪功学習者を監禁している」事に対して否定せず、ただ相手の「李春城書記」に異常を感じたのか、途中で会話を終わらせます。
長年中国共産党政法委員会を研究している、中国問題専門家・横河(おうが)さんは、周永康が当初四川省書記から中央の公安部部長に昇格したのは、法輪功に対する迫害において積極的だったため、江沢民に気に入られたからだと示します。
中国問題専門家 横河さん
「当時の公安部長・賈春望は江の政策実行にそんなに積極的ではなかったのでしょう。法輪功弾圧においては、残酷無情な人が必要だったので、周永康を選んだのです。彼は後に公安部に行って、公安部長になりましたが、この昇格自体がおかしいのです。省書記を務め公安経験のない人がただ迫害に力を入れ、しかも自ら進んで、江沢民の迫害政策を貫徹したので、業界を超えて昇格させたのです」
王立軍から薄煕来、最近の陳光誠弁護士の事件に至るまで、政法委員会の人権迫害の事実が次々と白日の下(もと)にさらされ、周永康の地位を揺るがしています。
新唐人テレビがお伝えしました。